朝日ネットのエンジニアのxfuzzy(男性)です。 私事ですが、妻が第一子を妊娠・出産し、私も育児休業(育休)を取得しましたので、育休取得の経緯や会社とのやり取りをレポートさせていただきます。
育休制度の概要
育休制度の内容に、あまり馴染みがない方に向けて、概要を簡単に説明します。 以下の説明は、話を簡単にしてありますので、実際は細かい部分が異なります。
子どもが生まれることに関係して、ある程度の期間まとめて取ることのできる休みは、産前産後休業(産休)と育休があります。 産休は、出産する女性本人が取り、育休は、男女どちらでも取ることができます。 私は男性なので、取得する選択肢として挙がるのは育休の方です。
育休制度を設けることは、全ての会社に義務付けられています。これは日本の法律によるもので、有給休暇(有休)や産休と同様です。
育休は、子どもが生まれてから1歳になるまでの間に2回まで取ることができます*1。 育休の間は、会社から給料は支払われませんが「育児休業給付金」を受け取ることができます。育休の間の収入は減ることになります。
休む期間に対して、有休と育休のどちらを使うか選択できます。例えば子どもが生まれてから1か月後から5か月後までの4か月間を休みたい場合は、全てを育休として取ることもできますし、「最初に有休1か月+育休2か月+最後に有休1か月」のように組み合わせることもできます。
育休を取ると決めるまで
妻の妊娠を知った時から、育休について考えたり調べたりし始めました。私の場合は、次の観点から、「数か月間、育休を取得しよう」と考えました。
- 子育ての優先度が何より高いと感じた
- 子どもの人生の最初の部分で父親が積極的に関われば、将来にわたって父親を好きになってくれるだろう
- 産後の妻の体調が万全でない場合に備えられる
妊娠5か月頃に、妊娠について上司に報告しました。この時期に、定例の面談があったため、その場で上司に第一報を報告しました。この時点では「育休は取る予定だが、具体的な期間は未定」としていました。
妊娠6か月頃に、休みの計画を伝えました。上司に先に報告する、という点を意識しました。 その前後から、育休制度の不明点について会社の総務部に確認を行いました。私が理解できるまで、丁寧に、疑問点に対応していただきました。
出産予定日の約3週間後から、9か月間休む予定としていました。理由としては次のことを考えていました。
- 出産直後は妻が里帰りする予定だった
- 年度末の復帰を避けた
育休を取るかどうか、および育休の期間は、会社でも妻でもなく、私が決めました。
育休前
妊娠中に、妻の体調が悪くなったため会社を早退することがありました。この時から、私の勤怠に家族の影響が出てきたり、突発での早退や休みが発生することになりました。
出産の日は会社を休み、病院に行きました。この日は会社の特別休暇を使って休みました。
その後も出社して業務の引継ぎ等をしていたのですが、結局、予定より1週間ほど早く休み始めました。 休みに入る前に子どもが生まれたので、会社に出生を届け出るのがスムーズにできました。
また、職場の方からプレゼントも頂きました。頂いたものは次の通りです。
- おむつ
- おむつポット
- ベビーカーのレインカバー
- DVD
育休取得中
休みの内訳は、有休が20日程度と、育児休業が8か月の合計9か月でした(当初の予定より1週間ほど長くなりました)。
以下は、子育ての体験記を思いついたままに書きます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、数時間おきに授乳やおむつ替えが必要です。特に生後1~3か月頃は、子育てが初めてで慣れていないし、泣いている理由もわからないし、昼夜を問わず対応が必要だったので、大変でした。 赤ちゃんの様子がおかしい気がしても、よくわからず、ネットで調べて、さらによくわからなることもありました。*2
育休中の育児タスクは、細かく見ると沢山あります。例えば「外出」は、一見、1つのタスクですが、次のように細かいタスクに分割できます。
- 外出の準備
- ベビーカーのベルトを調整する
- おむつ、着替え、ミルク等、持ち物を用意する
- 交通手段や授乳室の場所を調べる
- 天気予報をもとに服装を決める
- 外出中
- 夏なら日焼け止めを塗る
- 子どもの機嫌を確認しながらベビーカーを押す
- おむつ替えや授乳をする
- 外出の時刻や行先をアプリに記録する
- 雨が降ってきたらベビーカーにレインカバーをつける
「外出」以外にも「授乳」や「入浴」といったタスクも細分化できるので、育休中にこなすタスクの種類は多くなります。気付いた点を反映したり、子どもが成長したりすることにより、内容は日々アップデートされますので、全体を把握するのは難しいです。 このように沢山のタスクがあるという認識を夫婦で持つことが大事だと思います。
タスクの分担は、我が家では「おむつ替えと入浴に関係するものは、父親が全部やる」というように、「〇〇は父親が全部やる」という分担をすると、うまく行きました。私は夜も昼も、外出先でも、ある時期はおむつ替えを全部やり、入浴(沐浴)も毎日やりました*3。 あとは、寝かし付けも、基本私の担当でした。抱き抱えて揺れたり、話しかけたり歌ったりして、寝付いてくれるとやりがいがあります。体力を使うので、産後の母親より、父親の方が向いていると思います。
育休期間中は会社との連絡はメールで行い、復帰予定に変更ない旨や、自宅と会社の間で郵送される書類について連絡しました。会社に行ったのは、インフルエンザの予防接種の時だけでした。
育休に入る前は、子育てのイメージができていませんでしたが、実際に取ってみると、上記のような日々を過ごすことになりました。 子どもとたくさん触れ合えて、育児の経験が得られたため、育休取得に対して期待していた結果を得られたと思います。
育休後
復帰後は、プレゼントをいただいた職場の方にお菓子を配りました。 また、突発の休みなども発生してご迷惑をおかけしていると思います。復帰の直後に子どもからうつされた胃腸炎で1週間ほど休んだこともありました。
「有休の取得理由」も、育休の前後で変わりました。 子どもが生まれる前は、自分が行きたい旅行など、「自分のために有休をとる」がほとんどでした。 今は、子どもが熱を出したなど、「子どものために有休をとる」がほとんどになりました*4。
日々の業務で意識していること
日々の業務において、突発の休みなどによる職場への影響を軽減するために、成果物の質を上げることを意識しています。その理由を説明します。
まず、休みによって職場への影響が出る状況の例として、次を考えました。
- 過去に作ったプログラムやインフラで、運用中のものがあるとする。普段は問題なく動いていたが、ある日、気になる挙動が検出された。その影響が、作った本人にしか判断できない。
- 作った文書や資料を共有フォルダに格納したとする。作った当時は関係者間で認識が合っていたが、しばらくしたある日、複数の解釈があることがわかった。当初の意図が、作った本人にしかわからない。
上記をまとめると「作成者の手を離れて独り立ちをした成果物が、時間の経過と共に様々な条件で使われることで、潜在的な課題が顕在化してしまう状況」といえます。 対策は「成果物を作る際に、それが使われる状況を、可能な限り多く想定する」であり、標語的にいうと「量より質を追求して業務に取り組む」となります。
私は以上のように考えて、成果物の質を以前より意識するようにしています。
まとめ
育休によって、おむつ替え、食事、寝かし付け・・・のような、我が子が毎日必要とすることを、毎日、やってあげられるようになります。それによって、我が子によい影響を与えられたらと思います。 私としても、我が子の成長を見守れて嬉しかったです。 一つ一つの行動の積み重ねが、「我が子を大事にしよう」という気持ちにつながると思います。
育休中の育児という貴重な経験を、今後の私の人生に活かしていきたいです。 また、子ども達がこれから過ごす世の中(地球)が、よりよいものになって欲しいと思うようになりました。 そのような点を含めて、私自身も成長できたので、育休を取ってよかったです。
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