朝日ネットでのインフラ設計・構築を担当しているラピー・ステファンです。 前回は、ソフトウエア・ロードバランサーの技術紹介をしましたが、 サービスの具体的な構成については触れていませんでした。 今回は、段階的に行ってきた構成と設計の変更について紹介したいと思います。
続きを読むBBIX BGP Meeting 2019 Summer で朝日ネットのバックボーンについて講演しました
朝日ネット ネットワーク部のTと申します。初めまして。
今回、BBIX BGP Meeting 2019 Summer が 都内で開かれました。 このイベントで、朝日ネットのバックボーン運用について、少しお話しさせていただきました。 その中でお話したことの一部を紹介させていただきます。
続きを読む社員が所有している・したことがある資格について、ちょっとだけ触れてみる
朝日ネットでのインフラ運用を担当しているgsitoです。 エンジニアにとって、一つの話題でもある、「資格」について触れていこうと思います。
エンジニアの資格について、多種多様なイメージを持っているかと思います。 資格をもっていないと、仕事ができないのか。 どんな資格を持っていると有利なのか。 資格をもっているが、役に立つのであるのか等々。。。
そんな資格について、朝日ネット社員がどんな資格を所有しているかを記載したいと思います。
- 朝日ネット社内資格取得調査
- 所有している・したことがある資格
- 資格を取得するまでに要した時間について
- 資格についての意見や体験談
- 番外編
- まとめ
- 採用情報
netcatでホストの再起動待ちを自動化する
開発部の8lukaです。今回もニッチな小ネタです。
はじめに:再起動を挟む作業
サーバの設定を変えて shutdown -r
して再起動を待つ。こういう場面は定番ですよね。
たいていの場合、再起動は作業の一番最後です。
ところで、私が20XX年頃に遭遇した場面では再起動の 前後の両方で 設定を書き換えたりデータを取り出したり流し込んだりする長時間の作業がありました。
それも、200余りのホストを、さまざまな日程で。
明らかに、これらを私ひとりでやるのはよくないです。というか無理。渡したい。ぜったいに渡したい。むしろ最初の1、2回を見届けたら任せきりにしたい。
というわけで事情の許す限りの自動化と手順化を 専属アサインされ 試みていた中、 最初につまづいたのが ホストの再起動が終わったら次へ進む という地味な手順です。
今回の記事では、これを netcat で手軽に自動化した体験をご紹介します。
続きを読む朝日ネットにおけるソフトウエア・ロードバランサーの導入
朝日ネットでのインフラ設計・構築を担当しているラピー・ステファンです。 今回は、ソフトウエア・ロードバランサーの技術紹介と導入活用事例について、説明したいと思います。
- ソフトウエア・ロードバランサーとは
- ロードバランス
- ロードバランス方式
- 高可用性の要件
- バックエンドの高可用性
- フロントエンドの高可用性
- CARP
- 朝日ネットにおけるソフトウエア・ロードバランサーの運用について
- 採用したソリューション
- 2013~2014年の実現内容
- 社外向けサービスの改善
- 社内向けサービスの導入
- 2015~2016年の実現内容
- 社内向けサービスの更新
- 2017~2019年の実現内容
- 社外向けサービスの更新
- まとめ・次回予告
- 採用情報
CentOS移行プロジェクト
本ブログについて
朝日ネットのoshikawaです。これまで開発部のエンジニアがブログ記事を執筆していましたが、今年度は開発部だけではなく、インフラ、ネットワーク、サービス運用といった朝日ネットの技術部門全域に拡げてお送りします。
はじめに
当社クラウド基盤上にてCentOSで運用する約200ホストのサービスを足掛け1年ほどかけアップデートした話です。
続きを読むGit のサブコマンドに学ぶシェルスクリプトの書き方
はじめに
開発部の tasaki です。
シェルスクリプトはプログラムとプログラムとを繋ぐ存在であり、UNIX や Linux を使う上で最も重要なスクリプト言語であると言えます。
curl
, diff
, git
, rsync
, ssh
等の外部コマンドが複数絡むスクリプトや、テキストストリーム処理を多用するスクリプトを書きたい場合はシェルスクリプトとして書くのが最も手軽です。
一方、シェルスクリプトは書き方の自由度が高くコードスタイルについての合意が取りにくい言語であり、移植性の高いものを書くのが難しい言語であります。 大抵の Linux には bash が入っているためそれ向けに書いてしまってもよいのですが、Docker の流行により bash が標準で入っていない Alpine Linux 環境が使われる機会が世間的にも増えているため、少なくともデプロイ先で動くスクリプトは bash に依存しない形で書いておきたいです。
ところで、Git の bisect
, filter-branch
, stash
, submodule
, subtree
などの一部のサブコマンドはシェルスクリプトとして書かれています。
これはあらゆる環境で安定して動作するシェルスクリプトであると言え、これを参考にすれば移植性の高いシェルスクリプトを書けるのではないでしょうか?
今回は私が Git に含まれるシェルスクリプトを読んで得られた知見を Tips としてまとめていきます。