朝日ネット 技術者ブログ

朝日ネットのエンジニアによるリレーブログ。今、自分が一番気になるテーマで書きます。

Bootstrap4エディタのpingendoでpdfのマニュアルをHTML化してみた-後編

watanabeです。前回の記事ではBootstrap4のエディタを用いて、pdfのマニュアルを見た目の印象をあまり変えないようにHTML化しましたが 今回は印刷時のレイアウトを元のマニュアルに近づけるためにどう調整したかを記録します。

また、HTML化してもマニュアルとしての操作性を落とさないようにするためのおすすめTipsも紹介します。

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OpenAPI Specification 3.0 チートシート

はじめに

こんにちは。朝日ネットでWebアプリケーションの開発を行っている tommy です。

OpenAPI Specification は RESTful な API を記述するための仕様です1。2015年に Open API Initiative が発足し、それまで Swagger という名前で進められていたプロジェクトを引き継ぎました。 現在では実質上の世界標準といえます。

今回は、この OpenAPI を書いている時に、コピペして使える、逆引きの小さなサンプル集が欲しいと思ったので、書いていこうと思います2


  1. カタカナで オープンAPI というと、日本だと一般に公開されたAPIという意味にもなるので注意。

  2. Swagger 2.0 から OpenAPI 3.0 になったことで仕様がだいぶすっきりした上に、公式のドキュメント がわかりやすいため調べながら書くのもそれほど大変なわけではないです。

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脆弱性スキャナ Vuls の紹介と実運用時の工夫

はじめに

開発部の tasaki です。

皆さんはソフトウェアの脆弱性の検知をどのように行っていますか? NVD や JVN、Linux ディストリビューションの公式 Web サイトで脆弱性情報を逐一確認し、現在マシンにインストールされているパッケージと照らし合わせる……、というのは非常に骨の折れる作業です。 更にサーバが複数台あり、ディストリビューションもインストールされているパッケージもまちまち、という状況ではとても人の手でできたものではありません。

このような時に役に立つのがオープンソース (GPLv3) の脆弱性検知ツールである Vuls です 1 。 今回は Vuls の基本的な使い方を紹介し、加えて弊社で実際に運用してみて得た知見について書いていきます。


  1. 商用版の FutureVuls も提供されています。

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Bootstrap4エディタのpingendoでpdfのマニュアルをHTML化してみた-前編

最初に

朝日ネットの開発チームでサービスの企画やUIデザイン、HTML+CSSでの実装を主に担当している watanabeです。 今回は自サービスのマニュアルをHTML化したときのノウハウを記録しようと思います。

  • 最初に
  • Bootstrap4+pingendoを選んだ理由
  • HTML化の手順
    • 1.元のマニュアルの各要素をBootstrapのコンポーネントに割り当てる
    • 2.BootstrapのCSSをカスタマイズする
    • 3.pingendoで読み込み組んでいく
      • 3-1.pingendoの画面の見方
      • 3-2.組み込み方
      • 3-3.プレビューについて
      • 3-4 完成
  • 次回予告
  • 採用情報

オンラインマニュアルを自前で用意する場合、編集の行い易さからPowerPointやWordで作成したものを pdf化してネットにアップすることも多いと思われます。

自サービスのmanabaでも長年pdfのマニュアルを使用していましたが 以下の理由からHTML化することにしました。

  • pdfだと毎回ダウンロードが必要なので見たいときにすぐにアクセスできるようにしたい
  • どのデバイスでも見やすいレスポンシブデザインにしたい
  • wordやパワポ等のエディタだと作成者によりレイアウトが異なってしまうので構造化されたHTMLにしたい

Bootstrap4+pingendoを選んだ理由

HTML化にあたって、以下の条件を元に Bootstrap4+pingendoを選択しました。

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